• 2016.04.04
• 家の売却－基礎知識
• 用語解説, レインズ
• コメントを書く
• 投稿者: shun13263

不動産流通機構レインズ（REINS）とは？分かりやすく解説！

家の売却について調べていると、レインズという言葉を聞いたことはありませんか？
しかし普段の生活では耳にすることもないと思うので、レインズについて分かりやすく解説してみました。

スポンサーリンク

レインズとは？

レインズとは、「不動産流通標準情報システム」の略称です。

これは、国土交通大臣から指定を受けた不動産流通機構が運営しているネットワークシステムのことです。
会員となった不動産業者同士が物件の情報交換をリアルタイムで行うことができるシステムとなります。

ですので、レインズに登録された物件はたくさんの不動産業者に情報を見てもらうことができます。

不動産流通機構とは？

不動産流通機構とは、国土交通大臣が指定した公益法人です。
不動産業者間の物件情報の交換を行って、不動産取引を迅速に行うことを目的としています。

指定流通機構は全国で地域によって４つに分けられています。

対象地域は北海道、青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、新潟県、山梨県、長野県です。

対象地域は富山県、石川県、福井県、岐阜県、静岡県、愛知県、三重県です。

対象地域は滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県です。

対象地域は鳥取県、島根県、岡山県、広島県、徳島県、香川県、愛媛県、高知県、福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県です。

入会審査に通った不動産業者は各法人に登録されて会員となります。

レインズの仕組み

レインズがどんなものか分かったら、次はレインズの仕組みについて解説してみたいと思います。

まず、会員登録されている不動産業者が売り主から売却の依頼を受けます。
媒介契約を結んだら不動産業者がその物件情報をレインズに登録します。

一方、買い主側は会員登録されている不動産業者に良い物件がないか相談に来ます。
そして、その不動産業者がレインズを使って物件情報を検索して候補を探します。
そこで、条件に合う物件情報があれば問い合わせに繋がっていく。という感じです。

こうやって売り主側と買い主側の情報交換がリアルタイムで行われるようになっています。

この仕組みを利用すれば、売る側にも買う側にもメリットがたくさんありますよね。

スポンサーリンク

取引状況の登録制度の導入

平成２８年１月より、レインズに「取引状況の登録制度」というものが導入されました。
これはどういったものなのか解説してみたいと思います。

売却依頼を受けて物件情報を登録した不動産業者は、その物件の取引情報も登録しなければならないというものです。

これには３種類あります。

• 公開中・・・問い合わせを受け付けている
• 書面による購入申込みあり・・・書面による購入申込みを受けている状態
• 売り主都合で一時紹介停止中・・・事情により一時的に物件を紹介できない状態

また、実際の状況に変化があった場合は、「変更があった日の翌日から２日以内に新しい情報に更新しなければならない」となっています。

この制度の導入によってより円滑に情報の交換がしやすくなると思われます。
業者さんの手間は増えるかもしれませんがｗ

まとめ

レインズについて解説してみましたが、お分かり頂けたでしょうか？

内容をまとめると

となります。

レインズについては実際に触れることは無いかもしれませんが、一つの知識として知っておいた方が良いと思います。

レインズについてはこちらのページも参考にしてみて下さい。
家の売却時に不動産のレインズに登録するメリットは？
レインズを閲覧できるのは不動産業者だけ？
レインズの不動産情報を一般の個人が閲覧する方法
レインズの閲覧には料金や費用がかかるのですか？